これは私の夫の話。夫婦で同じ職場に勤めており、駐車場も少なく、交通費を減らすためにも、二人で同乗して出勤しておりました。そのとき、私も夫も軽自動車に乗っておりましたが、夫が乗っていた車は【ダイハツののコペン】という車でした。 2人乗りのかわいらしい、今でも人気のある車ですが、ある日の帰り道のこと。 夫はいつも通り私と夫の荷物をトランクに積んで一服し、帰宅するところでした。私はまだ残りを仕事を片付けており、ちょうど良いところでそろそろ帰ろうと準備をしておりました。 すると、夫があわてて会社内へ戻ってきたのです。 『鍵がない』 どう言うこと?と思い、すぐさま外へ出てみました。あたりは、もう暗闇になっている時間ですし、落としたら音が聞こえるとは思います。 そもそも、荷物をトランクに積んでいたので持っていたのは間違いありません。 慌てて探しますが、ドアは鍵がかかっています。 えっ?どう言うこと? 夫は荷物を積んでから社内へ戻ってはいないし、可能性があるとしたら…。 そうです、トランクに鍵を置いたまま閉じてしまったようです。 夫は社内からハンガーを持ってきたりして、なんとか開けようとしましたが、我々素人にはどうすることもできず、すぐさまネットで調べ、鍵を開けてくれる店を探しましたが、なかなか繋がらず…。また、繋がってもしないからは程遠く2、3時間かかるなどと言われる始末…。その間、私もネットで開ける方法を探しますが、全く見つからず。 結局怪しげながら個人で行っているという鍵屋さんにお願いすることができたのは1時間以上経ってから。 渋々やって来たおじさんも、このタイプはちょっと面倒ですとぶつぶつ話ながらも、なんとか開けてくれました。 私たちが帰路についたのは3時間くらいしてからだったでしょうか。 夫は合鍵がないこと私に責められ、おじさんには1万円弱を支払い、がっかりしながら帰路についたのでした。 やはり、合鍵は持っているべきですね。