苦学生のW君

私の部活仲間のW君についての鍵トラブルの体験談です。
W君はごく普通の大学生です。一つ周りと違う点を挙げるとすると、彼は通学に原付バイクを使っていました。特にお金に困ることはなく生活していた彼ですが、ある日事件が起こります。
部活終わりのことでした。W君はいつも通り原付バイクを使い、自宅の駐車場に到着しました。部活で疲れていたこともあり、彼はあまり考えないまま家の鍵とスマートフォン、リアボックスの鍵を箱の中に入れてしまいました。実は、W君の持っているリアボックスはオートロック式でした。つまり、鍵を全て中に入れてしまった彼には箱を開けることができなくなってしまったのです。家の鍵も中に入っているので、もちろん家に入ることはできません。スマートフォンもないので鍵屋に連絡を取ることもできません。
W君はとても困りました。次に彼は、先輩の家に向かって現状を説明し、連絡手段の確保のためスマートフォンを借りました。おかげで鍵屋を呼び、なんとか箱を開けることができたのですが、かかった費用は大きかったらしく、3万円ほど請求されてしまいました。学生にとって3万円はかなり痛い出費です。それだけならまだ良かったのですが、翌日支払いのためW君は再びバイクに乗り、落ち込んでいた彼は集中力を切らしてスマートフォンを運転中に落としてしまいました。画面はバキバキに割れ、その修理費も相まってW君はあっという間にお金が無くなってしまいました。
以上、私が聞いたW君の鍵のトラブルでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。