友人の家に彼女の妹が遊びに来ていた時の話です。夜、妹さんが泊まりがけで遊びに来ており、友人は朝、家に妹と鍵を残したまま出社しました。（彼女の部屋の合鍵はご両親に渡しており、本人の家には鍵が１本しかなかったそうです。）妹さんがどこかへ遊びに出掛けることもあるかもしれないと考えたゆえの行動でした。さて、その日の仕事終わり、友人と妹さんは、二人でご飯を食べに行く約束をしていました。同期の間で「美味しい」と流行っている油そば屋さんがあったのです。そこで友人は、妹さんにもそのお店の油そばを紹介したいと考えていたようです。そのお店は駅の近くにあるため、友人は帰宅途中の駅で妹さんと合流し、そのまま夜ご飯を食べて帰宅するつもりでした。しかし、何度連絡しても妹さんから返事がありません。待ち合わせ場所である駅にも、妹さんの姿は見えません。友人は「妹、絶対に寝ているから起こしに帰るわ」と言って帰っていきました。翌日、事の顛末を聞いたところ、友人の予想通り妹さんは友人のベットで爆睡。家のチャイムを何度鳴らしても、携帯に電話をかけても起きてくれません。聞くところによると、妹さんは非常に寝起きが悪く、一度眠ってしまうとなかなか起きないそうです。仕方なく友人は、家の前で妹さんが起きるのを待つことにしました。1日仕事をした疲れと空腹感に襲われます。さらに悪いことに、行く予定にしていた油そば屋さんは20時閉店。我々の定時は18時ですので、駅への移動や駅からの移動を考えるとそこまで時間的な余裕があるわけではありません。さて、妹はいつ起きるのだろうかと危惧していたら、あっという間に20時を過ぎ、友人は油そばはおろか、夕飯を食べることすらできずに家の外で待ち続ける羽目に…。結果、妹さんが起きてきたのは20時半。家に食べ物もなかったため、2人でマクドナルドを食べに行ったそうです。そんな話を聞いて、夕飯を逃さないためにも家に合鍵を用意しておくのは大切だな…と感じた次第です。