鍵穴は、なんぎやな

自宅の玄関扉の鍵の話です。

うちの玄関は、世間一般の洋風ドアの玄関ではなく、和風の造りの引き戸タイプの玄関扉です。

この引き戸の扉なんですが、
2枚の引き戸を、きっちりと両側へ寄せてから、鍵をかけないと、だんだんと鍵穴がズレてくるんです。

せっかちの子供たちにも、前もってきちんと説明はしてあったのですが、2人ともが、
この引き戸を、両側に寄せずに鍵の開け閉めをして出入りするもんだから、
どんどん、どんどん、穴がズレていき、
結果、鍵をさしても回らなくなってしまいました。

それも、私の番の時に…(泣)

それはある夏の、暑くなりそうな朝でした。

出かけようと鍵をさしたけれども、回らない。
回らないという事は、鍵がかけられない。
鍵がかけられないという事は、出かけられない…

玄関の鍵を開けっぱなしで、出かけるわけにもいかず、
そこから、インターネットで「鍵のトラブル110番」みたいなところを検索しました。

けれども、どこも高額な修理費用で、鍵のトラブル系で詐欺にあった話も出てきて、怖くなり、業者に頼むのを断念しました。

そして、YouTubeで鍵の修理の仕方の動画を観ながら自分で直すことにしました。

動画では、本当に簡単に、あっという間に修理しているのに、何回やっても鍵穴を合わすことが出来ず、大苦戦。

外ではグングンと夏の太陽は昇っていき、暑さも強烈な中、手動でプラスドライバーを締めたり開けたり、閉めたり開けたり…

せっかく涼しいうちに出かけようと、早起きして、お化粧もして、お気に入りの服も着たのに、滝のように流れる大量の汗で、顔面も着ている服も、ドロドロのグチャグチャに…

夕方になっても鍵は直らず、スマホのライトを照らしながら、作業を続けました。

ようやくなんとか直す事は出来ましたが、外はもう真っ暗で、結局、どこにも出かけられずに、朝から晩まで一日中、汗だくで玄関で過ごしました。

子供たちに対しての怒りを表現するならば、

「キーーーーッ!(key!)」
(50代主婦より)

鍵 北九州

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