私が中学生か高校生くらいの時、自転車で近所の公園に出かけていた時に事件は起こりました。ちょっとした坂道に自転車を止めていたのですが、バランスを崩したようで、その自転車が倒れてしまいました。音がしたので気づいて駆け寄って立て直し、帰ろうとした時に鍵が折れているのがわかりました。鍵穴に刺さっている部分は抜けずに入り込んでおり、鍵穴から外に出た部分はぽっきりとキレイに折れていました。どんな衝撃だったんだ、鍵は意外ともろいんだと思いながらも、困ったことに気づきました。自転車の鍵はかかったままで、鍵が取り出せないために乗っていけないのです。家から公園までは普通に行けば近いとはいうものの、自転車を抱えながら帰ることを思うと大変でした。腕はその次の日に筋肉痛になるし、これからその自転車を自転車屋さんにもっていかなければなりませんでした。後で祖母にこの話をすると、言ってくれたら助けにいったのにと言われましたが、その時は携帯を持って出かけていなかったためいずれにせよ一度自転車と共に家に戻らなければなりませんでした。動かない自転車なのでそのまま公園に置いて家に帰っても良かったのですが、絶妙に自転車を担いでも帰れる距離だと判断したため苦労をする判断をしたのです。その日の教訓は、自転車を坂道に止めない、ということでした。後に自転車はもとに戻り、鍵をかけるところをまるまる取り替えてもらったことで復活しました。