今年、私はちょっとした探偵になりました。私が仕事に出かけようとしたところ、家の鍵がいつも置いている玄関の棚の上にないことに気づきました。どこに行ったのか、ここから推理が始まりました。この前に家の鍵を使った時は雨でした。ということは私はレインコートを着ていたことになります。そういう時、ときどき私は家の鍵をスーツのポケットに入れたままにしています。レインコートをかぶったままなので出しにくいからつい忘れてしまいがちになるのです。ということでスーツのポケットを探ってみましたが、鍵は見当たりませんでした。ではどこに行ったのか。この時点で仕事に遅れると判断し、上司にLINEを入れています。次にふと思い出したのは、その前の日の夜にクローゼットからした変な音です。ぽさっと何かが落ちるような音がしました。ここでピンとひらめきました。結果、家の鍵はクローゼットに置いてある、水槽にかぶせた段ボールの上にありました。どうしてこんなところにあったのか。それは、まず私がパンツスーツをハンガーにかけていることから始まります。ハンガーにかけるとパンツスーツのポケットは逆さになるため、鍵がぽとりと落ちたのです。直接床に落ちず、その下に置いてあった水槽にかぶせた段ボールに落ちたため、変な小さい音となったわけです。特に何の音とも気に留めなかった音ですが、それを思い出したおかげですぐに鍵を回収して仕事に行くことができました。