子どもに締め出された日

子どもがまだ1歳の時でした。毎日公園に行くのが日課になっていました。その日もいつものように子どもと公園に行って帰って来てから事件は起こりました。たまたまその日はお天気も良くて、公園で泥んこ遊びをしてきました。なので靴がどろどろだった為に、その靴を洗いに行こうと私は靴だけを持って、外の水道へ行きました。子どもと荷物は家に置いてきました。靴を洗っている時に家の中から[ガチャ]と何か音が聞こえました。まさか鍵閉められた?とも思いましたが、まだ1歳の子どもが鍵を閉めるなんて想像すらしていませんでしたが、予感は的中でした。行ってみるとドアが開きません。おそらく下の方の鍵を閉められました。上はさすがに手が届きませんので、下だと確信しました。まさか1歳の子どもが鍵を触るとは思ってなかったので、もちろん鍵を持って出てはいません。そして伝わるはずのない1歳児に私は一生懸命に鍵を開けてと連呼し続けていました。しばらくすると子どもも泣き出してしまい最後には号泣でした。パニックで私もどうしたらいいのか分からなく、唯一開いていた二階の窓から入るしかないとも考えましたが、脚立もなくて無理でした。そしてそうこうしているうちに、その騒動を聞きつけたご近所さんがやってきました。事情を説明すると、ご親切に家から脚立を持ってきてくれて二階まで脚立で上がってくれました。しかし、窓は外からは開かなかったのです。そしてその場をご近所さんに任せて、私は自転車を借りて少し離れた実家に鍵をとりに行って、なんとか無事に開けることができました。

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